古民家に高断熱高機密は本当に必要なのか?

古民家の冬は寒い!
よく聞かれるありがちな文言なんだけど、僕からすれば・・・・

冬は寒くて当たり前なんだよ

はい、すごく自然なことなのです、古民家だから寒い、何を基準に言っておられるのか?
あぁ、現代の住宅と比べてね。
そりゃ、当たり前でしょう、だって古民家なんて築100年以上よ、そもそ比較することに意味がないと思うけど、よくあるリノベーションで、古民家を高断熱高機密にするって話ね、これは皆さんも気になるよね。

結論から言っちゃうと

やめとけ!

僕もハウスメーカーや工務店が高断熱高機密をうたいリフォームした古民家を何軒も見てるんだけど、まぁ〜快適。
暖房、冷房がギンギンに効いてるし、まぁ〜快適(2回目)
なのに、やめとけとはどういう事だよと思うよね、矛盾してると。
そうなんです、矛盾しているんです、僕は古民家に高断熱高機密ってすごく合理的だと思うんですよね、得られるものは快適性。
ほかは?

ない

実はリノベーションって、合理的で快適性や使い勝手を求めていると思うんですね、『幸福度』を高めるための手段だと思うんですけど、目的ではないんです。
意外と勘違いしていると思うのは、古民家で暮らす目的はなんなのかということ。

古民家を高断熱高機密リノベーションすると多分、新築が建てれる金額、それなら古民家風の新築で良くね?
古民家を高断熱高機密化するよりもよっぽど合理的でしょうね、僕は古民家で暮らすことは、『幸福度』を得るための目的であると思ってるんですよ。
新築の住宅がだねって言ってるわけでも、高断熱高機密が悪いということでもなく、古民家で暮らす意味はなんなのかということです。

高断熱高機密の住宅は、まぁ〜快適(3回目)
でも、息苦しさもあります、僕なんて、高断熱高機密の新築に薪ストーブを設置したお友達の家に遊びに行って10分でギブアップしました。
あの空気のこもる感じに耐えられなかったんです、つまり古民家の「自然換気」「自然対流」に身体が慣れてしまってるんですよね、いくら高気密高断熱で、いくら低燃費でエアコンがよく効いて春夏秋冬いつでも適温で過ごせても、それを「心地いい」「好き」「幸せ」だと感じるかどうかは別問題だっていう話で、僕にはちょっとしんどい。

そもそも、高気密高断熱の快適性を求めて古民家で暮らしているわけではないし、冬は薪ストーブとこたつ、夏は扇風機にスイカという暮らしが『幸福度』を高めてくれます。
高断熱高機密を否定はしないけど、古民家ではやめとけってことなんだけど、快適性を求めるなら床に断熱材を入れる、サッシを2重ガラスの最新式を入れるだけでも、全然違うから。

ちなみに僕の古民家は一切断熱材も入れてないし、サッシもそのまま、高断熱高機密なんて言葉が見つからない古民家で暮らしてますけど、薪ストーブのおかげで冬は快適に暮らせてます、「自然換気」「自然対流」のおかげで息苦しくもなく、冬を楽しんでる。
僕が高断熱高機密にしなかった理由があって、それは結露です。
これは大工さんにも言われたんだけど、古民家を高断熱高機密にリノベすると結露で家が痛むし、カビが生えるからやめとけと言われた、理由を聞くと、骨組みだけにして再生するならいいけど、リノベだと結露対策が不十分で外と内の温度差で結露が壁の中で発生する、古民家を解体すると断熱してた家はカビが凄いらしい。

古民家は日本の風土に合わせて建てられているんですね、夏は涼しく、冬はなんとかしのげ的な建物なんですよ、湿度の高い日本の暮らしに合わせてる、僕がいつも古民家は当時の状態に戻すリノベを進めてるのも、古民家は日本の風土に合わせてるからなんです。
高断熱高機密にしてしまうと、それはもう、古民家とは呼べない、合理的古民家という名称になると思う。

高断熱高機密は合理的=『時間』と『お金』です。
古民家で暮らすということは、『時間』と『お金』以外を大切にしてほしんです、『幸福度』を手段ではなく、目的として古民家リノベーションを考えると、必然と答えが出るんじゃないかな?

おわり

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古民家をこよなく愛する12BASE代表イチです。 自身の古民家移住体験をもとに、古民家DIY、半農半X、古民家購入など幅広くリアルな情報をしています。

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