内覧時のチェックポイントですがめちゃ多いんですよ、なので僕が重視して古民家を選ぶポイントを紹介します。
内覧では、家の中や外回りを重視される方が多いですよね、古民家だけ見て最高〜ってなってませんか?
実は重視しないといけないのは・・・
『立地』なのです。
んっ?て思うでしょ、では説明していきますね。
建物よりも
『立地』を重視しろ!
これはね、購入後どうすることもできないんですよ、土地は取り替えできないしね。
例えば、過去に浸水被害のあった物件なら、また浸水被害に遭う可能性が高確率でありますよね、どうします?自然災害には抗えないっすよ。
希望の立地が、釣りが好きで川のせせらぎに癒されハンモックに揺られながらコーヒー飲みたいからリバーサイドを希望!危険度MAXですが過去に浸水被害のない地域なら選択は自己判断でってなっちゃいます。
裏山が家ギリギリで土砂警戒特別区域(レッドゾーン)に指定されている!古民家の立地でよくあるパターンだけど、築150年今まで大丈夫だから問題ないっしょ?。
大雨降る度に心配になる生活できますか?
昨今、異常気象でどの地域でも災害の危険性はあるけどリスクは低いほど良いものです。
立地はどうすることもできない!いくらお金をかけても解決することが出来ない最重要項目が『立地』僕は古民家も重要だけど立地を優先してきました。
希望通りの立地で、希望の古民家・・・・・ないよね、それはわかってますが、あえて言うなら古民家を妥協してでも立地を取れ。
難しい選択です、でも、これから一生住むことになるかもしれない場所には妥協しない方がいいっす。
古民家選びにみなさん苦労しているのは、立地と古民家両方の理想を追い求めてるからでしょう。
新築なら理想の土地さえ見つければ解決できる問題が、古民家となるとその数が少ない、そして土地が選べない問題。
特に、地域を限定して探していると本当に見つけるの大変、でもね、古民家妥協しても妥協部分はリノベーションで補えることができるなら立地優先で考えた方がいいと僕は思います。
それくらい立地は大切なんだよと
声を大にして言いたい!
いゃ、熱く語りました。
次は集落の雰囲気です。
古民家を買えばあなたは集落の一員になるわけですよ、その集落との相性めちゃめちゃ重要ですよ。
地域に馴染めるかって、その後の生活にモロに関わりますからね、集落に住む人の人柄って集落ごとにまったく違いますから地域性めちゃあります。
例えば、僕の場合は愛媛県から沖縄の石垣島に移住して4年が過ぎましたが、めちゃくちゃ特殊な地域なんですよ。
離島で、観光地、移住者も多く、地元企業が少ない、そして昔は琉球王国、文化は台湾や中国に近い環境の島では移住者の足を引っ張るのは移住者なんですよね。
でも、移住者がいないと島の経済は成り立たないけど、島の人は移住者が嫌いな人も多いってのも事実、それは移住者が島の文化を蔑ろにして自分たちの価値観を島の人に押し付けてきたからっていう歴史もある。
正直、まともな移住者には暮らしにくい地域です、南国の海と沖縄の文化に憧れるけどね、僕も憧れて移住したんだけど、生活に支障はないけど息苦しい。
だから、集落の人柄を知るためには、とにかく
集落を歩け!
知らない人が歩いてたら必ず注目されます。
ウロウロ歩いて出会った人に声をかけると大体、どっからきたん?どこの人?ってどんどん質問されるか、挨拶だけでそそくさ家の中に入っていくか、声もかけないのにお兄ちゃんって呼ばれて聞いてもない話を永遠とされた後に、あの家買うんか?直すなら息子が大工だから、ここに電話しろ安くするからと営業されて名刺を渡される、そして一緒に内覧するってオチまで付いて来るかも?
俺のことやん!
これ僕が内覧した時、集落散歩してて実際に起こった出来事、実話っす。
ここなら馴染めるなと思えば、農家さん多いから野菜もお米ももらえるだろうな、食費が浮くな、なんて考えてしまう人ははきっと集落で可愛がってもらえるはずです。
お散歩すれば大体の雰囲気は分かるし野菜も、もらえるかもしれない、野菜がもらえたらその集落は良い集落ですよ、それくらい地域との相性は大切てことっす。
皆さんの古民家の、理想ってなんですか?
リフォームされてて、水回りも室内も現代の使い勝手の良い綺麗なお家?
それとも増改築、改装されていない当時の面影が色濃く残る古民家?
僕は歴史が色濃く残る古民家が理想です。
古民家の雰囲気はリノベーションすればいくらでも変えることが出来ますよね、でも、建築当時の雰囲気に戻せますか?
古民家の建てられた当時の面影は建てられた時の建具や長い年月をかけて変化した色味、梁や柱など現代ではもう再現できないものです。
お金をかけて作っても、時間が経過した風合いまでは再現できないですよね、古民家は時間と共に変化して現代に残っているお宝ですが、いくらお金をかけても同じものを作ることが出来ないんです。
古民家は同じものが二度と作れないお宝だ!
古民家は唯一無二の存在なのです、いくらリノベーションしても当時と同じ雰囲気には戻せないし、立地と同じようにどうすることもでいないものですから、当時の建具などが残っている古民家はそれらを生かしたリノベーションが、その家の雰囲気を作り出してくれるお宝なんです。
はい次は、お金かければ解決できるのが古民家の構造!
雨漏りしてない?
古民家あるあるです、天井にシミができてない?
床下大丈夫?
湿気で柱腐ってない?カビてない匂い大丈夫?
家傾いてない?
建具きちんと開け閉めできる?ビー玉転がらない?
シロアリが古民家には大体、住んでる問題!
お風呂場に羽が落ちてないか?柱食べられてる跡がないかはできれば床下覗き込みたいね。
大体みなさん気になるのがこの4つじゃないかな、僕は真っ先に確認します。
特に屋根はね大金かかるから中から外からチェックしますが、素人の僕が見ても分からないのでとにかく写真を撮っておきます。
そして業者さんに見てもらう?すると、床下ね、畳剥がして板めくって湿気多けりゃ調湿剤ぶっ込んで、柱シロアリに喰われてたらやり変えて、なんなら蓄熱システム床下入れます?なんて業者さんに営業かけられ悩んじゃう、そんな感じです。
あぁ家も傾いてますね、古民家耐震弱いからコンクリートで基礎作って耐震上げてビシッと直しましょうなんて提案されてトータル3000万もあればバシッとリフォームできますよ。
はい3000万新築建ちます、建てる気ないけど・・・・お金もないし・・・・
構造にはお金がかかります怖いくらい、そして自問します、どうする!これでいいのか?俺
その古民家が理想で立地も申し分なく運命を共にする覚悟があるなら、お金をかけて直すのは全然アリだと思います。
要はその古民家をどれだけ
愛してるかってことでしょ
愛さえあればなんとかなる!
あと、設備ね
どうにでもなる、業者にお願いすれば思いのまま、DIYでも楽しめるよ、お金の節約にもなるからできるとこなんか自分でやっちゃって後々のメンテナンスの練習にもなるしね。
今は、YouTubeで調べたらなんでも出てくる、僕なんかずっと見てる。
内覧の時に、みなさんイメージするでしょ、ここはこうしたいなとか、キッチン対面にして、お風呂はユニットにしてなんて考えながら内覧するよね、全部できますよお金かかるけどね。
汚れた内装だって、雑巾かけて珪藻土塗って畳替えるだけで見違えるほど綺麗になるはず、それにリノベーションだって最低限で良くない?
僕、必要以上にリフォームされた古民家って古民家の皮を被ったハリボテだと思ってしまう、新築で古民家ぽく建てるのと何が違うんだろうって思ってるのは僕だけだろうか?
好みの問題だから否定はしない、ちょっと羨ましかったりするけど。
みなさん内覧してその古民家を、購入する決断をするとき
古民家は好みもあるし立地も様々なんだけどその古民家に『運命』を感じたなら迷わず購入することをお勧めします、あくまで自己責任で!
えっ、今までの話は?
忘れてください!
運命と感じる出会いなんてそうそうありません、自分の決断を信じ運命を受け入れることって意外と難しいかもしれませんが、古民家を買うのってそんなもんだと思いますよ。
お前に出会えて俺は最高に幸せだぜ!
そう思えたら最高っす。
内覧するとなんとなく分かるんですよ、この古民家や地域と縁がある気がするって感じる時があるから、その時には古民家買っちゃえ。
僕が今回内覧する古民家めちゃリバーサイドですよ、真横が川、それもかなり広い只見川、過去には災害もあったけどその地区は無事だった。
雪国なので家の痛みもあるでしょう、高齢化の過疎地です、豪雪地帯でコンビニもスーパーもないよ、街まで車で1時間30分、熊も出る秘境だけど移住したいと思えるし、古民家も気に入ってる。
もう、買う気満々だからいくらデメリットを書き出したところで意味がないんですよ、買っちゃいましょう。
内覧して、古民家も地域も気に入ったら買いです。
それがきっと古民家の買い方で内覧ポイントの最重要項目。
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