
古民家に移住して1ヶ月が経ちました。
古民家を愛する皆さんこんばんは12BASEのイチでございます。
実際に古民家移住をすると今までの想像と違うことに気づくのです、これはね、経験してみないと分からない現実があるのです。
移住から1ヶ月が経ちましたので、古民家移住を深掘りして僕の感想を長文でお伝えしたいなと思います。
マジで長文になるけど最後まで読んでね。
前提として古民家を見つけないといけないんだけど、これが1番目のハードル。
僕の場合は1年かかった、新築で建てるなら場所も家も自分の思い通りの家を建てることが出来る、でもね、古民家はそうはいかない、古民家が見つかっても理想と違う、理想の古民家に出会えたけど立地が納得いかない。
そう、古民家と立地はセットになってるので両方の条件が合致する古民家にはなかなか出会うことが出来ない。
顔はメチャタイプの美人なのに性格悪いとかね、金遣いが荒い物件、理想の古民家に出会うには運も必要だしタイミングに左右される事もある。
とにかく古民家探しは
根気が必要!
ほんと、この一言に集約されていると思う。
諦めたらそこで終了。
でも、そこで諦める人は古民家移住には向いていない人だと思う。
それは、古民家移住は根気の連続だから。
とにかく古民家は見つからない、僕は空き家は沢山あるんだから簡単に見つかるものだと思ってましたが、すごい勘違いをしてた、空き家はあるけど、それは古民家ではない空き家。
築100年越えの古民家なんて数ある空き家の中でひと握り、その中から理想の古民家を見つけるんだから運も必要、すごいタイミングの強運の持ち主なら1発で引き当てることが出来るかも?
僕が移住した金山町でも古民家を探している人が多いんですけど、購入や賃貸で借りる事も出来ず苦戦している。
金山町はほとんどが古民家、日本中探してもこんな町は稀だと思う、そして町の空き家は300件以上、なのに手に入れる事が出来ない現実。
空き家バンクの物件も数軒しかない、それは何故か?
まず、家を売りに出すと親類関係からなぜ売るんだ!とお叱りが入る事が多い。
生まれ育った実家を手放すことに抵抗がある。
代々の家に他人が住むことを受け入れられない。
確かに理解できる理由ではある、でも、人が住まないと家は朽ちていく、朽ちた家だと買い手が付かない、そして解体という選択になる。
僕の知り合いは、人に売るくらいなら解体すると言って売ってもらえなかった人もいる。
それだけ古民家には住んでいた人の歴史と愛着があるんです、だから、空き家があっても譲ってもらうにはハードルが高い。
逆に、相続して住む予定もなく、負担になってる古民家が売りに出る事もあるんですよ。
実家である古民家には高校卒業まで暮らしたけど大学進学で家を出て就職も都会で結婚し家を建て家族が出来る、50代になり両親が他界し実家の古民家を相続したけど、帰る事もなく古民家の管理だけしないといけない、解体するにしても費用が高額だし田舎の土地が売れるはずもなく、負担と気遣いだけが両肩にのしかかる。
誰かこの古民家をもらってくれないかな?
僕がもらいました!
0円物件です。
稀に出現するレア物件!
実はかなりの狙い目だと思うのです、金山町でも0円物件が出てますので気になる方は要チエック!
金山町0円物件
0円物件と言っても登記名義変更などの費用はかかるので諸費用で20万くらいは考えといてね、そして空き家物件なので最低限のリフォームは必要になる。
それでも内覧してみて自分の理想に合えば購入を検討する価値はあると思うよ。
いろんなネット記事を読んでても0円物件には手を出すな的な事を書いてるけど、自分の目で確かめてみない事には分からないから。
0円古民家なんてどうせボロボロで直すのに新築が建てれるくらいの古民家なんだろって思いますよね、実は僕もそう思ってましたよ、そんなおいしい話にはぜってぇ裏があるはずって。
でも、
僕が譲ってもらった古民家には普通に暮らせてる、もちろん直さないといけない所もあるんだけど補助金で足りる程度の再生で満足できるレベルの古民家なんです。
もう、真冬だけどストーブとこたつでOK。
そのレベルの古民家が0円
根気よく探せば奇跡のような0円古民家に出会えるかもです。
移住した僕が思った事、移住地って本当に大切!
僕は9月に金山町に内覧に訪れた時、5泊6日の予定を組んで金山町を走り回った、そして宿泊先を民宿にしたんですよ、移住者の人、地元の人が営んでる宿に泊まり移住相談や金山の事を聞き雰囲気を感じメチャ気に入り移住地を決めました。
10月にも訪れて古民家の内覧をして、周りを歩き回って立地も理想的、古民家も最高!
金山町は僕の理想郷でした。
移住センターや役場にも頻繁に連絡して話を聞きまくった、多分、うるせい奴だなぁって思われるくらい連絡してた。
とにかく気になる事は聞いてたなぁ、補助金とかね。
移住地の理想は人それぞれ、僕は石垣島から福島県の奥会津に移住したけどこの地を選んだ理由は春夏秋冬が色濃くハッキリしている事、そして1番の理由が昔から町が変わらない事、文化や伝統、町並み、超ど田舎なんだけど昔からの営みがそのまま残っている、秘境と言われる所以。
自然の中に溶け込み自然と共に生きる暮らし、変に都会化せずこれからも今の町が残り続ける、豪雪地帯で少子高齢化の限界集落ではあるけれど僕が求めてる全ての条件が揃ってる。
何より町の人が良い。
話好きで面倒見が良くてお世話好き。
田舎特有かもしれないけど、心地よいと感じるか面倒と感じ干渉されると感じるか?
面倒と感じ干渉されると感じる人はそこそこの田舎にした方が良いかもね。
とにかく金山町の付き合いは濃密!
集落の人は移住したその日から僕の事を知っている!
でもね、10年空き家だったあの家に明かりは灯って嬉しいと言ってもらえる、よく来たなぁって言ってもらえる、そんな温かい人達に迎えてもらえた喜びは半端ないっす。
田舎は村社会だからよそ者には冷たいって聞くじゃないですか?
確かにそういう所もあると思うょ、だからこそ足を運んで慎重に移住地を決めるべき。
絶対に合う合わないがあるから、僕なんて石垣島から来たって言うと決まって驚かれる、なんでそんな良い場所から金山にってね。
僕には石垣島は合わなかったというか、魅力がなくなった、簡単に言うと都会化してしまい石垣島の魅力を感じなくなってしまったんです。
どこにでもある地方都市と変わらない、ただ、海と南国気分が味わえるだけの場所になってしまったのが移住の理由。
でも、石垣島に住んだからこそ変わらない町の魅力もわかった、変化も大切なことかもしれない、それ以上に変わらない魅力もあるんです。
自分が何を求めるのかによって移住地を選ぶ、それは古民家以上に大切なこと。
マジで長くなっちゃったので前編、後編に分けちゃいますね。
後編では移住後のお話になります。
移住後のリアルな現実をお伝えしたいと思います、後編も長文になるけどね。

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