僕にとって生活の中心は古民家!
古民家を愛する皆さんこんにちは、12BASEのイチでございます。
もう僕は古民家なしでは生きていけないのです。
念願の古民家を手に入れた僕が幸せの絶頂を味わっているこのタイミングで、1年間の古民家探しを振り返り総括したいと思います。
思えば僕は1年前、勤めていた会社を理不尽な理由でクビになったんです、その理由は上司が僕の事が嫌いだから!これマジなんです、今の時代に嫌いだからという理由でクビにしちゃう会社ってどうなん?
そこで、僕はサラリーマン無理!自分の生き方は自分で決めたいし、心豊かな人生でありたい、なら俺は何がしたいの?
自問自答を繰り返し出た答えが、自然農法x農家民宿の半農半Xで自由な暮らしがしたいって結論になりました。
農家民宿をするなら生活の中心は古民家が良い、そこから僕の古民家探しが始まったんですけど、イバラ道だったのよ。
僕、沖縄県の石垣島に移住して4年目なんだけど、理想の暮らしは石垣島では出来ないから自分のルーツである京都で古民家探しを始めたんです。
これが苦戦してなかなか理想の古民家がない!
空き家バンクを中心に探してたら山陰の小京都って呼ばれる津和野に感じの良い古民家を発見し、内覧に行ったけど町も古民家も期待はずれ。
思ってたイメージと全く違ってた、津和野では5軒内覧したんだけど全くピンってこなくて断念したけど、この経験が後の古民家探しに生かされるんですよ。
最初に感じたのが、全く古民家の事を知らなかった、知識0で内覧してたんです、イメージだけ先行してこんな古民家が良いって理想だけだったので、猛勉強しました。
そして僕が古民家に求める条件を決めて京都で探すことにしたんですけど、最初に決めた古民家に求める条件がこちら。
1、梁、大黒柱が極太
2、茅葺き屋根の築100年以上
3、縁側がある
4、敷地が300坪以上
5、農地、田畑、山林が付属
6、予算200万以内
当初、この条件で古民家探ししてたんです無知とは恐ろしいっす。
あるわけないのよ、こんな条件の古民家なんて探し始めて壁にぶち当たった瞬間でしたが、出てきたんですよ舞鶴市に3の茅葺きではなく瓦葺きだったけど僕好みの古民家!
立地も良くて内覧したら最高!
ただ、雨漏りしていて瓦の葺き替えが必要だった、それでも直せば最高の古民家になると確信して購入を決意したんだけど、まさかの契約不履行!
売買契約書交わして期日が決められてた日に、まさかの登録が出来ない事になり契約期限が切れるというまさかの展開に僕はブチ切れ購入を断念!
信頼関係がなくなった古民家を購入しても気持ちが良くないので6ヶ月かかった契約を打ち切りましたけど、契約が切れてたから白紙状態での撤退。
契約までに6ヶ月、石垣島ー京都間を3往復、ホテル、レンタカー、飛行機代、諸々で計70万円!
それが無駄になり古民家も断念したショックは大きかった。
こんなことある?空き家バンクを利用してて起こる?
市役所、不動産屋、司法書士が絡んだ契約が?
起きるんですよ実際、この空き家バンクという制度、市町村は紹介だけで契約に関してはノータッチなんです。
トラブルも当事者同士で解決、だから起こるんですよこんな事が。
それでも、落ち込んでても古民家はやって来ない!
怒りを行動力に変えて新たに古民家探しを始めた僕、ここで少し考え方が変わりました。
京都にこだわらず、どうせなら超田舎に移住しようと決めて候補地を長野、福島、新潟に絞ってド田舎の古民家を探してたんです。
そこで出てきたのが奥会津金山町の古民家!
古民家を探し始めた頃、商談中になってる気になる古民家があったんだけど、もう決まりそうって話で断念。
その後に同じ金山町の大志地区に良さげな古民家が空き家バンクに登録された、内覧者が4組いて争奪戦になると思ってたけど、予想に反して誰とも交渉されず不動産屋さんと商談することになりモヤモヤだけが残る内覧になった。
とりあえず、他の古民家も見せてもらったけど条件が合わずに断念!
石垣島に戻り今後の検討をしようと考えてた時、古民家を紹介してくれる人が現れ内覧させてもらったけど、売主さんの意向により保留。
ここで考え方を整理して、移住地は金山町がめちゃ気に入ったので決定!
でも、古民家が見つからないので町営住宅に入り自分の足で探すことに。
役場に申請を出して話を進めている時、なんと!
1年前に問い合わせしていた商談中の古民家の『 商談中 』が外れてる?
速攻で問い合わせるとキャンセルになった!
なにぃ〜内覧お願いします!
こうして1年越しの古民家の内覧が実現したんですけど、10年空き家状態なので室内は荒れてるだろうって予想は見事に外れて、予想以上に良かった。
そして、めでたく売主さんから0円で譲って頂きましたが、なんと、田畑、山林、宅地も合わせて頂ける事になりました。
完全に自給自足の条件が整っちゃいました、これまでの悪戦苦闘が嘘のようにすんなりと決まり古民家を手に入れちゃいました。
それも極上古民家に田畑、山林、宅地まで0円で、いまだに興奮の余韻は冷めておりません!
今回は、僕の方で登記(所有者変更)手続きをする事になりました。
売買契約書も自分で作成して売主さんと直接やりとりしてますが、間に不動産屋、司法書士が入らないのでやり取りが早いしスムーズ。
不動産屋、司法書士に頼むのも頼まないのも一長一短あると思うけど、トラブルはどちらにしても起こる可能性はある、僕が自分で手続きをする選択をしたのは、登記を経験したかったのと費用対策。
登記なんて一生のうち滅多にないでしょ、そして自分の古民家を自分で登記するイベントを楽しみたいんですよ。
ここまでが、僕が古民家を手に入れるまでの過程なんですけど、初めに記した僕が古民家に求める条件が、
1、梁、大黒柱が極太
2、茅葺き屋根の築100年以上
3、縁側がある
4、敷地が300坪以上
5、農地、田畑、山林が付属
6、予算200万以内
この無謀とも言える条件、実は見事に全てクリアーしてるんです。
この1年で僕は30軒以上の古民家を内覧してきました。
今回、古民家を手に入れる事が出来たので、節目の統括として僕の経験を元に古民家移住のポイントを何点かお知らせしたいと思います。
1、諦めなければ必ず古民家は手に入る。
2、条件を妥協しない。
3、信念を曲げない。
4、正しい古民家の知識を勉強する。
5、頼れるものは全て使う。
古民家探しはこの五点に尽きると思う。
探せど探せど理想の古民家は見つからない、僕も諦めそうに何度もなりました、でもね、自分の生き方は自分で決めたいし、心豊かな人生でありたい、その為の古民家移住って信念があったからこそ挫けずに古民家探しを続けて来れたんだと思う。
古民家や立地の条件を妥協したら多分もっと早く決まっていたと思う、良いなって思える古民家はあったから、でも、僕は条件にこだわった。
妥協したら後で後悔したり不満に思って楽しめないんだろうなって感じてたから、自分が納得できる古民家を探し続ける事は根気もお金もいるけど、満足感は計り知れない。
そして僕を支えてくれたのは、知識と頼れる人達、古民家の勉強して構造や歴史を理解して内覧すると古民家の評価を自信を持って下せる。
分からないことや、気になることは移住センターや役場の人に聞く事で解決してきた、自分一人では古民家は見つけられないし手に入れる事は出来ない。
あと、僕が大切にしてきた事
『 口に出して言うこと 』
これメチャ必要で大事!
とにかく僕は事あるごとに古民家探しているって言ってきた。
すると不思議と古民家の話がやってくるし見つかる、周りの人も気にかけてくれる、経験上必ず実践してほしい。
古民家探してるんすょ、どっかないですかね?これだけでOK!
僕はいろんな人に声をかけ、移住前なのに金山町に多くの知り合いを作る事ができた。
これは古民家が繋いでくれた縁!
1年古民家探しをしてきて多くの出会いや発見、僕の知らない世界を教えてくれた古民家。
そして最後にすごいタイミングの運命的な出会い。
運命の出会いにより手に入れた古民家、これからコツコツ直して理想の古民家に仕上げていく僕の宝物!
この1年僕の生活は古民家一色だった
NO KOMINKA
NO LIFE
僕の豊かで幸せな生活がここから始まる。
これから古民家と共に!
僕の体験談がこれから古民家移住を検討してる方の参考になれば幸いです。
おわり
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コメント
初めまして
理想の古民家が見つからなくて気持ちが折れて諦めかけてたのですが、
12BASEのイチさんの行動力に感服して勇気が湧いてきました。
私も頑張って古民家オーナーになれるように邁進します。
いつも楽しみにブログ読んでます。
古民家が好きさん
コメントありがとうございます。
すんなり購入って人はなかなかいないかもです、
諦めず探し続ければ必ず見つかりますよ。
12BASEのイチより