不便だけど、どこか懐かしく
楽しみを見つける暮らし。
ゆっくりと時間が過ぎてゆく。
朝の光が窓から差し込み、風がそっと髪をを揺らす。森から聞こえる小さな鳥のさえずりに耳を澄ませながら、人々は一日の仕事や日常を丁寧に積み重ねていく。
街の喧騒から離れ、自然のリズムに寄り添うことで、心も体もゆっくりほどけていくような感覚に包まれる。時間が静かに流れ、何気ない瞬間の中に小さな幸せや発見を見つけられる場所です。
ー僕たちが古民家に暮らす理由。
シンプルな暮らしがしたいから、みなさんの理由は?様々な理由があると思うけど、暮らしたことのある人しか知らない古民家の真実があります。古民家って素敵、それだけでは暮らすことはできないと思う、まずは古民家で暮らす前に『知る。』ことが必要、現代の住宅のような暮らしのイメージとは違う、古民家独特の暮らし方や工夫が必要なんです。
まずは現実を知りましょう。
1、古民家は傾いている。
築100年以上の古民家が真っ直ぐには建っていない、地盤が沈んだり、柱の歪みなど、ざまざまな原因で傾いているから建具も隙間ができる、でも、古民家はそれが普通なんです。安心して大丈夫、極端な傾きでない限り暮らしに支障はないです、倒れることもない、古民家は地震に弱いと世間では認識されているけど、実はそんなことはないんです、だって100年その地で建ち続けてるんですよ。
2、冬は寒い。
古民家は日本の蒸し暑い夏を快適に暮らすための設計なんです、なので冬はなんとか乗り切れってことだけど、リノベーションや薪ストーブなどによって快適に冬を過ごせる工夫は無限にある。
3、動線や使い勝手は悪い。
100年以上前の暮らしの動線だから現代の暮らしとは違うから、生活スタイルを古民家に合わせることも必要だし、リノベーションで間取りを変えることで不便を減らす工夫はできる。
4、部屋が広くて開放感抜群。
古民家は田の字の間取りで、建具を外せば大きな空間が広がる。開放感でのびのび暮らすことができる反面、収納箇所は少ないので暮らしに工夫が必要。
5、全てが天然素材の古民家。
古民家は全てに本物が使われている、プラスチックや接着剤、石膏ボード、合板など現代の住宅では当たり前の建材は使われてない、木と石と土で建てられている、天然素材の家だから心が落ち着く。
簡単に5つを並べてみたけれど、古民家とは建てられた当時のまま、現代に現存している家ということなんです、よく現代の家と古民家を比較している記事があるけれど、それはナンセンス、比べる対象を間違っている。
100年前の古民家と現代の住宅を比べる意味がないんです、現代の住宅の良さ、古民家の良さは全く違うよね、そこをきちんと理解していないと古民家で暮らしても悪い所や欠点が目につくばかりで、良さを理解できなくなるんです。
僕たちは古民家になにかを求めない、ありのままの古民家の暮らしが最高に楽しいんです。古民家に合わせたシンプルな暮らしこそが僕たちのスタイル、望む暮らしが古民家ならできること、それが古民家に僕たちが暮らす理由なのです。
暮らすを楽しむ。ー
古民家でしかできない暮らし、それは建築当時の暮らしを再現できること。
例えば、明治時代の古民家ならば、その時代の暮らしを再現できるということ、もちろん雰囲気もそのままに明治時代の暮らしを取り入れて暮らしを楽しめる。古民家はタイムマシーン、内と外で繋がっている、外に出ると現代、内に入れば明治時代だ。
過去と現代を楽しむことができる暮らしを、古民家では経験できる、それって贅沢だと思いませんか?暮らしに快適性や便利さを求めるのではなく、楽しみを求める、それこそが古民家への愛なのです。
もちろん古民家はどんなリノベーションも可能だから、快適性や便利さを取り入れて暮らすのも愛です。楽しむ、それは人それぞれなのだから、決めるのもそれぞれ。