古民家再生の始まりは解体から始まる!
なるほど!確かにそうだよなぁ。
どうもぉ、12BASEのイチでございます。
みなさま、明けましておめでとうございます、本年も12BASEをよろしくお願い致します。
新年からの地震で多くの方が被災されましたお悔やみ申し上げます。
金山町も震度4でしたが被害もなく暮らしております。
よくさぁ、古民家は地震に弱いって聞くでしょ、耐震基準0だから倒れるとかの記事を見かけるけど騙されるな!
僕、ちょうど家にいてNetflixでサンクチュアリ見てたんですよ、一ノ瀬ワタルはカッコいいね演技も最高っす。
あっ、地震ね、かなり揺れたんだけど古民家はびくともしませんでしたよ、ある意味、安心してました、あのドッシリ感揺れを逃がしている感覚がモロに伝わって来ました。
そりゃ112年間この地に建ってるんですから、今までにも大きな地震を経験している古民家なのに被害はない、これが古民家の地震の真実なのです。
耐震や免震には賛否両論あって一概には言えないんだけど僕は免震最強論者なのです、だって歴史ある建物って壊れた記録ってある?
5重の塔なんて何百年も建ってるけど倒れた記録ないでしょ?
あんなに高い木造建築が倒れないんだよ、平屋建ての12BASEの古民家は最強かも?
前置きが長くなっちゃったけど、古民家再生のスタートは解体から、これよく言われるんだけどまさにその通り!
今、古民家の現状確認をしていて思ったんだけど、当たり前だけど壊さないと現状がわからん!
再生プランを立てるためには壊して確認してどのように再生するのかを考えないといけないのですよ、もちろんどういう感じに再生するかのイメージはあるんだけど、実際に再生する箇所は1度解体して確認が必要なのだとお勉強しました。
実際、化粧板の裏はどうなってるのか外してみないとわからない、土壁なのかそれとも構造材だけなのか?
ある程度は予測できるんだけど、壊して確認しないと再生プランが立てれない、そこで悩んでるのが一気に壊すのか、それとも再生する場所ごとに壊して再生していくのか!
一気に壊せば全体が分かるからプランが立てやすい反面、生活に支障が出るんだよね、部分的に壊していくと今度は全体像が見えないから再生のイメージが出しにくくなるけど、生活に支障は出にくい。
悩みどころでしょ!
暮らしながらの古民家再生で多分、皆さん悩むところは一緒かも?
はい、この写真は上の間にある床框(トコガマチ)には装飾が施されてます。
カッケーっす。
もちろんここは壊さないよ、修復は必要だけどね。
壊して再生する箇所と、現状維持、修繕する場所の選別がこれまた悩むんですよ、初恋の3組の陽子ちゃんに告白するのか、1組のちょっと僕に好意を寄せている真希ちゃんに安全パイで告白するか悩むのと同じくらい考えちゃいます。
でもね、理想ってあるじゃないですか!
出来ないかもだけど、こうしたいんだよねって、亀梨と付き合っちゃった田中みなみにダメもとで告白してやろうか、ワンチャンあるかもなんて妄想と同じなのです(違うか?)
100%イメージ通りに再生することなんて多分不可能なんですよ、理想と現実は違うのです妥協も必要、その妥協をどこでするのかがまた悩ましいっす。
上の間にはこんな縁起の良い装飾もあります。
これは釘隠し!
もちろん残す。
ここの壁は土壁に漆喰仕上げなんだけど、隙間も開いてぐらついてるから壊す、そして再生するけど真ん中下の土壁は撤去して1枚モノのはめ込みガラスにする予定。
この面は壁なのでちょっと圧迫感があるから、ガラス入れるといい感じになる!
そしてこの上の間が『玉川屋』の客室になりますよ。
この部屋は松の釘隠しが施されてるので『松の間』と呼んでるんですよ、隣の部屋は鶴の釘隠しなので『鶴の間』なのです。
実は、この『松の間』の枕木が腐っちゃって床が落ちちゃってる、まぁ、傾いてるわけです!
一度ジャッキUPして枕木を交換するので床は剥がしてしまって貼り直しを予定してます。
今回は『松の間』の現状確認でしたが、これから他の部屋も現状確認しながら再生計画を作っていくよ、計画を妄想していると最高に楽しいっす。
おわり
にほんブログ村
コメント